Tokyo Midtown Design Hub

地域×デザイン -まちを編みなおす20のプロジェクト-

【地域 × デザイン】食を通じた地域活性



 

テーマ ディスカバー農山漁村の宝について

 

日本の地域には、素晴らしい取り組みだが、あまり世間には取り上げられていないプロジェクトが数多く残っている。そんな日本の宝、世界に冠たる宝を発掘していこうとする取組が農林水産省が取り組む「ディスカバー農山漁村の宝」だ。優良事例を取り上げるこのプロジェクトには、今年は全国から683件と、多数の応募があった。
グランプリ及び特別賞が設けており、グランプリの受賞により話題となり、地域に注目が集まり、生産物の売上げ増などにつながるという事例も出てきている。
今回のご講演では、本プロジェクトの概要をお話いただくと共に、プロジェクトの中から、優良事例として取り上げられている取り組みの、地域活性化に寄与している事例をお話いただき、「食」を通じた地域活性のポイントとこれからの農山漁村の事業構想に必要な共通点や特徴をお話いただく。

 

 

テーマ 淡路市が取り組む「淡路はたらくカタチ研究島」と地方創生

 

淡路市が取り組む「淡路はたらくカタチ研究島」と地方創生。
世界一の吊橋、明石海峡大橋で神戸市と繋がる交通の要所でもある淡路市。そんな淡路市の市長である門康彦市長にお話いただきます。
企画展「地域×デザイン -まちを編みなおす20のプロジェクト-」で、展示される「淡路はたらくカタチ研究島」は島の豊かな地域資源を活かした家業・生業の起業や商品開発をサポートというものです。
淡路市は、淡路はたらくカタチ研究島(淡路地域雇用創造推進協議会)の会員でもあり、地域の雇用創出の取り組み活発です。
淡路市長である門康彦様には、この取り組みの概要をお話頂くと共に、淡路市が取り組む地方創生の取り組みについてお話いただきます。

 

 

テーマ 自治体と企業の連携に必要な「協創力」

 

淡路産の食材を使ったおにぎりの具のアイデアを競う「淡路市具-1グランプリ おむすびコンテスト」でも協業する淡路市と伊藤園。
自治体と企業がともに価値を創造し、「広域観光周遊ルートの形成」「ご当地キャラクターの活用」「ふるさと名物」「地域ブランド」といった具体的な事例を交えながら、地域活性化の本質をお話頂きます。

 

 

テーマ 「発信型三方よし」で地域づくりデザイン

 

課題先進国である日本。「協働」と「発信」で革新を呼び、利益を生み出す共有価値創造の日本型戦略が必要です。
現在の滋賀県の近江商人の経営理念である「三方よし(売り手よし、買い手よし、世間よし)」。これに「学ぶ姿勢の重要性」「革新とデザイン」「経済的な価値」「情報発信」を加え、行動や目標を的確に発信していく「発信型三方よし」をどのようにビジネスに活かし利益創出していくのか。
さらに、笹谷様の数々の地域、企業の訪問されたご経験と事例分析を踏まえ、地域づくりデザインの視点から地方創生の最前線をお話いただきます。

 

 

テーマ 「農」を軸に地域を活性化する
・なぜJAグループがミラノ万博のトップスポンサーとなったのか
・地方創生を盛り上げる日本版地理的表示(GI)制度とは
・農畜産物輸出による農家のモチベーション向上効果

食と農を基軸に、地域住民の様々なニーズに応えるJAグループ。
全国各地で地方創生の核になる産業として「農業」に注目が集まる中、
JAグループは、農業振興を最優先課題に掲げながら、農村や都市に暮らす地域住民の様々なニーズに応えるための活動を展開しています。
地域に密着した活動を基本としながらも、時代の変化に合わせて、海外展開や知的財産の活用など、新たな戦略展開を打ち出すJAグループ。
講演では、JA全中の金井常務理事にご登壇頂き、2015年に開催されたミラノ万博で日本館のトップスポンサーとなったJAグループの戦略を皮切りに、地方創生に向けた農業、JAグループの役割についてお話を頂きます。


※トークセッション終了後に懇親会を実施致します。
※一部のみの参加も可能です。

開催日 2月19日(金)14:00~14:50
テーマ ディスカバー農山漁村の宝について
出演者 末松広行(農林水産省 農村振興局 局長)

開催日 2月19日(金)15:00~15:30
テーマ 淡路市が取り組む「淡路はたらくカタチ研究島」と地方創生
出演者 門康彦(兵庫県淡路市長)

開催日 2月19日(金)15:30~16:00
テーマ 自治体と企業の連携に必要な「協創力」
出演者 淡路市長×伊藤園 常務執行役員 トークセッション

開催日 2月19日(金)16:00~16:30
テーマ 「発信型三方よし」で地域づくりデザイン
出演者 笹谷秀光(伊藤園 常務執行役員)

開催日 2月19日(金)16:40~17:30
テーマ 「農」を軸に地域を活性化する
出演者 金井健(JA全中 常務理事)

プロフィール
門康彦(淡路市長)
1968年関西大学文学部哲学科卒業。同年兵庫県入庁、兵庫県立三原高等学校事務職員として現場教育を経験の後、兵庫県庁の財兵庫県総務部財政課参事、兵庫県土木部次長、兵庫県企業庁管理部長、兵庫県企業庁管理局長、兵庫県淡路県民局長、兵庫県代表監査委員を経験の後、2005年より淡路市長、現在3期目。

笹谷秀光(伊藤園 常務執行役員 CSR推進部長)
東京大学法学部卒。1977年農林省(現農林水産)入省。2005年環境省大臣官房審議官、2006年農林水産省大臣官房審議官、2007年関東森林管理局長を経て、2008年退官。同年伊藤園入社、経営企画部長等を経て2010-2014年取締役。2014年7月より現職。通訳案内士資格保有(仏語・英語)。幅広いテーマで講演等に登壇。著書『CSR新時代の競争戦略-ISO26000活用術』(日本評論社・2013年)、協創力が稼ぐ時代―ビジネス思考の日本創生・地方創生( ウィズワークス・2015年)。

金井健(JA全中)
JA全中常務理事。明治大学農学部を卒業後、1987年にJA全中に入会。多種多様な事業展開を行なうJAグループの中でも、水田農業や畜産・園芸など農業政策に関わる政策提案を行なう部署の担当を経て、2015年より現職。近年は、JAグループによるミラノ万博日本館へのスポンサー参加を主導し、欧米での導入が進む地理的表示(GI)制度の日本での展開にも力を入れるなど、新たな発想での農業振興に活躍している。

会場 インターナショナル・デザイン・リエゾンセンター(デザインハブ内)
企画運営 日本デザイン振興会、事業構想大学院大学
参加費 無料

オフィシャルサイト

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