Tokyo Midtown Design Hub

地域×デザイン -まちを編みなおす20のプロジェクト-

【地域 × デザイン】地方創生におけるデータビジュアライゼーションの可能性



地方創生の実現に向けて、いかに各都道府県・市区町村が「ビッグデータ」を含む客観的なデータに基づき、自らの地域の現状と課題を把握した上で、施策を実行していくかが課題となっています。全国同じ様に公共事業を行い雇用や所得を創出することができた各地域が、個性を最大限に発揮し、それぞれの地域にしかないものを核として自立していくことが求められているのです。

その様な中、「ビッグデータ」とともにキーワードとなるのが「統計」と「ビジュアライゼーション」です。

複雑なデータの集合体であるビッグデータは、人間の認知限界を超えており、そのまま扱うことができません。その認知限界を超えるためには、データをこれまでのグラフ表現ではなく、新しい表現を手に入れる必要があります。データをデザインする力(=データビジュアライゼーション)が認知能力の拡大には必要です。さらに、わかりやすい成功のルールがない複雑な世の中においては、統計を活用し、データの性質や意味を知る必要があるのです。

この“複雑なものを複雑なままビジュアル化するアプローチ”するチャレンジをしたRESASプロトタイプを中心に、データビジュアライゼーションの可能性について掘り下げます。


プログラム1
開催日 2月22日(月)15:00〜15:50
パネルディスカッション
  〜データベース専門家×統計学専門家×デザイン・エンジニアリング専門家〜
   ファシリテーター:帝国データバンク 後藤建夫氏
   パネラー    :データビークル 取締役 西内啓氏(統計家)
            タクラム・デザイン・エンジニアリング 代表 田川欣哉氏

プログラム2
開催日 2月22日(月)16:00〜17:50
出演者 伊藤大臣補佐官室
    企画官 まち・ひと・しごと創生本部事務局 ビッグデータチーム長代理
    早田豪 氏 のご登壇

プロフィール
西内啓
東京大学医学部卒(生物統計学専攻)。東京大学大学院医学系研究科医療コミュニケーション学分野助教、大学病院医療情報ネットワーク研究センター副センター長、ダナファーバー/ハーバードがん研究センター客員研究員を経て、2014年11月より株式会社データビークルを創業。自身のノウハウを活かしたデータ分析ツールの開発とコンサルティングに従事する。RESASプロトタイプにおいて複数のデータの組み合わせで新たな指標を生み出すマッシュアップを担当している。著書に『統計学が最強の学問である』、『統計学が最強の学問である[実践編]』(ダイヤモンド社)、『1億人のための統計解析』(日経BP社)などがある。

田川欣哉
ディレクター/デザインエンジニア
ハードウェア、ソフトウェアからインタラクティブアートまで、幅広い分野に精通するデザインエンジニア。主なプロジェクトに、トヨタ自動車「NS4」のUI設計、日本政府のビッグデータビジュアライゼーションシステム「RESAS-地域経済分析システム-」のプロトタイピング、NHKEテレ「ミミクリーズ」のアートディレクションなどがある。日本語入力機器「tagtype」はニューヨーク近代美術館のパーマネントコレクションに選定されている。東京大学機械情報工学科卒業。英国RoyalCollege of Art, Industrial Design Engineering修了。LEADING EDGE DESIGNを経て現職。英国Royal College of Art客員教授。

後藤健夫
慶應義塾大学環境情報学部卒。
カナダ・バンクーバーで就業したのち、株式会社帝国データバンク入社。
2011年11月より、株式会社帝国データバンクアクシス代表取締役社長兼任。

会場 インターナショナル・デザイン・リエゾンセンター(デザインハブ内)
企画運営 日本デザイン振興会、事業構想大学院大学
参加費 無料

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