“森の案内人”三浦豊氏と旅する六本木の森

「東京ミッドタウン・デザイン部」は、東京ミッドタウン10周年を記念してスタートした、Designのフィルタを通して、東京ミッドタウンやその周辺を深く知り・楽しむ活動です。

デザイン部では、夏の企画として”旅＆デザイン”のシリーズ企画を実施。旅は、日常と異なる環境に身を置くことで、新しい視点やアイディアを得る機会になります。ツアーやトークイベントの開催を通じ、旅にデザインの視点を加えることで、訪れる場所に新しい知見や感覚を得ることを目指していきます。

6月は、”森の案内人”、三浦豊さんのガイドによる、東京ミッドタウンを中心とした「六本木の森」を旅するツアーを開催。
六本木での初のツアーとなります。

建築を学んだ後に庭師となり、その後、13年間で3000ヶ所の森を歩いてきたという三浦さん。
都会の森とは？三浦さんと歩くことできっと違った視点を得ることができるでしょう！

「森や木のことを知ったり感じたりすることは、その場が宿している自然に近づくことだと思っています。それは、この上なく楽しくて贅沢なこと。森ツアーでは、その魅力をお伝えできればと思っています。ご近所はもちろん、どんなに遠くへ行ったとしても、旅からお宅へ帰ってこられると、きっとまた目と鼻の先には木が生えていて、森への営みが身近にあるはずです。遠いようで近い。近いようで遠い。日常と非日常が交錯する。そんな感覚を味わっていただけるように心がけています。」（三浦さん）

「三浦さんは、そこに何気なく生えている木から、彼らの生活史のようなものを紐解いていきます。気づけば、木に人格のようなものが感じられ、次第に愛おしさが湧いてきたりする。当たり前だけれど、一本一本違う木でそれぞれみんな一生懸命に生きているのだ…と。今までそれほど木や森について考えたことなかった、というような方も、視点が変わります。ああ、この人は森が好きなんだな…というのが感じられるから、一緒に歩いているだけでなんだか嬉しくなり、時間を忘れ、たまに時空を飛び越えてしまうような”のめり込み感”があります」（コーディネーター・つむぎや友廣さん）