Tokyo Midtown Design Hub

「秘められた価値に光を当てる智恵 〜 今あるリソースの見つけ方」

連続講座『空海とソーシャルデザイン 2018』第四回




「ソーシャルデザイン」をテーマとするウェブマガジン「greenz.jp」の編集長を5年務め、現在は京都精華大学人文学部で「ソーシャルデザイン」の授業を担当している兼松佳宏さんの東京での連続講座を、デザインハブで2回行います。

兼松さんは、2018年末に春秋社より『空海とソーシャルデザイン(仮)』という本の刊行を予定しており、今回の連続講座はその中身を一足早くお届けするものです。

社会的な課題の解決と同時に、新たな価値を創出する画期的な仕組みをつくる「ソーシャルデザイン」は、現代の主要なキーワードのひとつとして地域創生や教育の現場で注目を集めています。
しかしその本質は決して真新しいものではなく、日本人が本来兼ね備えている世界観、もっといえば宇宙観と呼応するところが多いように感じています。

そこで”知識”や”考え方”だけでなく、もっと深いところにあるソーシャルデザインのための”あり方”を、日本人の思想に根深い影響を与えた弘法大師・空海の言葉から紐解き、社会的な事業を成功に導くためのヒントを探求してゆきたいと思います。
また各講座の後半では、兼松さんが京都精華大学で学生向けに展開しているソーシャルデザインのためのワークショップも体験していただく予定です。


第四回 9月18日(火)19:00〜21:30
「秘められた価値に光を当てる智恵 〜 今あるリソースの見つけ方」

「秘められた価値に光を当てる智恵」とは、端から見たら「何もない」と思われる状況にあっても、「何かがある」という視点を持つことができる力です。
第四回では、前半にgreenz.jpで紹介している事例を交えて空海ゆかりの言葉を紹介しつつ、「ホールシステム・アプローチ」や「フィールドワーク」といったキーワードを解説してゆきます。
後半には、秘められた価値に光を当てる方法として、それぞれの興味のあることからプロジェクトを生み出すためのワークショップ「スタディホール」の体験も!

タイムテーブル(予定):
19:00 レクチャー&ダイアログ
20:30 ワークショップ
21:30 終了

会場:インターナショナル・デザイン・リエゾンセンター(デザインハブ内)

対象:
・おおざっぱに仏教、特に空海や真言密教になんだか興味がある
・ソーシャルデザインの基本的な考え方についてもっと知りたい
・空海の思想とソーシャルデザインの考え方の共通点を知りたい!
・ソーシャルデザインをはじめてみたい
  
参加費:
各回 4,000円
 
定員:
30名

詳細と参加申込はこちらからお願いします。
お申込はこちら

主催:
NPO法人グリーンズ、公益財団法人日本デザイン振興会

なお、第一回も同会場で開催しますので、あわせてご参加ください。

9月3日(月)19:00〜21:30
「ソーシャルデザインの五智」