Tokyo Midtown Design Hub

中小企業のデザイン経営

デザイン経営で、こどもの未来をつくる



日本デザイン振興会と関東経済産業局、ロフトワークが協力して 「中小企業のデザイン経営」の調査を実施

 

日本の中小企業と言えば、世界に誇る高い技術力によるものづくりや、きめ細やかなサービスを提供するというイメージが根強いですが、もはや企業が売っているのは子供服という製品ではなく、子どもがホンモノと触れ合う機会であり、まちの印刷会社はデザイナーの発想から、世の中になかったものをカタチにするパートナーとなりつつあります。

こうした根本的なビジネス環境の変化に対応し、顧客が求める潜在的なニーズから自分たちのビジネスを刷新し続けることができる企業に共通した特徴が、デザインを積極的に経営に活用している点です。
もう何年もデザインの更新をすることもなければ、デザインへの出費は出来る限り安く抑えたいと考えている企業が、競合他社との差別化ができず価格競争にさらされ、優秀な人材を採用することが難しくなっている。その一方で、デザインの力を積極的に活用する企業が、市場のニーズから新しいサービスや価値を生み出し続け、高い利益を上げ、多様な人材をひきつけています。そんな企業が実践する経営が、デザイン経営と呼ばれているのです。

もし、日本中の中小企業が新たな経営戦略のひとつとして、経営にデザインを取り入れられるようになれば、本来の技術力や人、地域の資源を活かし、新たな産業の活路を拓く企業が増えるのではないか。その想いから、関東経済産業局、日本デザイン振興会、ロフトワークが協力して、全国でデザイン経営を実践している中小企業経営者を対象にリサーチを行い、得られた知見を冊子にまとめました。

 

デザイン経営の実践の知を共有するイベントを開催します

 

冊子公開に伴い、デザイン経営の実践知を共有する場として、イベントを開催します。

当日は調査を担当したロフトワークより、冊子配布と共に調査報告をいたします。その後、中小企業のデザイン経営企業として冊子でも取り上げた経営者たちを交えた、トークセッションを実施。
東京ではゲスト経営者に、ベビー・子ども関連ブランドのファミリア、あそびの空間づくりを行うジャクエツ、まちの保育園などを運営するナチュラルスマイルジャパンをお招きします。

それぞれどんな経営課題をどう解決していったのか。自分たちのビジョンをどう社内外に伝え広げているのか。3社のビジョンに共通する「子どもの未来」を切り口に、実体験に基づいた「中小企業のデザイン経営」について解説します。

経営者の声を聞きながら、冊子の活用方法について理解を深めることで、日頃の業務の中でデザイン経営を実践する方法が学べます。

 


中小企業のデザイン経営「デザイン経営で、こどもの未来をつくる」

 

開催日:2020年3月5日(木)14:00〜18:00
会場:インターナショナル・デザイン・リエゾンセンター(東京ミッドタウン・デザインハブ内)
定員:100名(参加費無料)
ゲスト経営者:
株式会社ファミリア 代表取締役社長 岡崎 忠彦
株式会社ジャクエツ 代表取締役社長 徳本 達郎
ナチュラルスマイルジャパン株式会社 代表取締役 松本 理寿輝

◎詳細及び申込はこちらです。

 

なお、翌週新潟でも同じ趣旨で開催します。

新潟でのイベントは新型コロナウイルス感染拡大予防のために中止となりました(2020年2月28日追記)

開催日:2020年3月11日(水)14:00〜18:00
会場:Snow Peak Headquarters(新潟県三条市中野原456)
定員:40名(参加費無料)
ゲスト経営者:
株式会社スノーピーク 代表取締役 副社長 CDO 山井 梨沙
株式会社自遊人 代表取締役 岩佐 十良
株式会社やまと 代表取締役社長 矢嶋 孝行

◎詳細及び申込はこちらです。