Tokyo Midtown Design Hub

ID meetup@Tokyo ~なぜ、いま、「デザイン」なのか?



インターナショナル・デザイン・リエゾンセンターでは、様々国内外の教育機関と連携したプログラムを展開しています。今回は加盟校の一つであるイリノイ工科大学によるセミナーを開催します。

ID meetup@Tokyo ~なぜ、いま、「デザイン」なのか?

今日、欧米を中心に新たな価値、体験を生み出すためのデザインがより重要になってきています。

アメリカの人間中心デザインの高等教育機関における最も老舗であるイリノイ工科大学Institute of Design(以下ID)の学部長パトリックウィットニーが9月に来日します。この機会を利用して、ID meetup, Tokyoと題し、「なぜ、いま、デザイン」なのか?というテーマで学部長パトリック、及び、IDの卒業生の講演、及びカクテルパーティーを開催いたします。

パトリックは世界経済の現状を踏まえ、変化が激しい時代におけるデザインの役割についてグローバル視点から、また最近の卒業生が日本におけるデザインの役割について、デザイン、コンサルティング、企業のイノベーション部門というそれぞれ違う立ち位置からお話しさせていただきます。デザインの今を肴にカクテルパーティーで、IDデザインコミュニティとの交流を楽しんでいただけるような場も用意したいと思っております。

この機会にIDのコミュニティとの交流をいたしませんか?


プログラム:

19:00  開場、ウェルカムドリンク

19:30 キーノートスピーチ
「なぜ、今デザインなのか?~激変する世界経済における、今日のデザインの役割とは」
学部長パトリックウィットニー

20:00 ID Alumni ライトニングトーク
「なぜ、今日本でデザインなのか?」
GKインダストリアルデザイン 柴田厳朗(2007年卒)
博報堂ブランドデザイン 岩嵜博論(2011年卒)
ソニークリエイティブセンター 佐宗邦威(2013年卒)

20:30 Q&A and conversation

21:00 カクテルパーティー

21:30 閉会

※パトリックのセッションは英語になります。通訳もございませんのでご了承ください。

日時:2013年9月2日(月)19:00 〜 21:30

会場:インターナショナル・デザイン・リエゾンセンター(東京ミッドタウン・タワー5F  デザインハブ内)

参加費:無料

主催:イリノイ工科大学インスティテュートオブデザイン

担当:佐宗邦威(2013年卒)

協力:公益財団法人日本デザイン振興会

参加申込方法:定員に達したため参加申込は終了しました。U-streamでの中継でお楽しみください。

U-stream:http://www.ustream.tv/channel/iitidmeetup

<追記 2013.10.7>

当日の模様は以下のアーカイブでご覧いただけます。

パトリックさん http://vimeo.com/75344195
柴田厳朗さん  http://vimeo.com/75344194
岩崎博論さん  http://vimeo.com/75344196
佐宗邦威さん  http://vimeo.com/75344197

スピーカー紹介:

パトリックウィットニー イリノイ工科大学Institute of Design学長

パトリックは、イリノイ工科大学institute of designの学長です。彼は、「技術イノベーションをいかに人間的にするかの方法論について」、「デザインとビジネス戦略を繋げるためには」、「インタラクティブなコミュニケーションや商品をデザインするためのメソッドについて」など様々なテーマで、世界中で講演や出版をしてきました。米ビジネスウィーク誌は、パトリックのことを「デザインとビジネスを融合するデザインビジョナリー」、ファストカンパニー誌は「ユーザー価値と経済価値を繋げたデザインマスター」と呼んでいます。また彼はSC Johnson, Steelcaseなど多くのイノベーション企業とコラボレーションをしたり、グローバルヘリテージファンドの理事として発展途上国における歴史的な建築物やローカルコミュニティの再生にも尽力しています。

柴田厳朗 GKインダストリアルデザイン 取締役 企画開発担当

1986年にGKインダストリアルデザイン研究所に入社後、博覧会展示企画、地域開発調査、商品開発等に携わったのち、2000年から2007年までGKデザインヨーロッパ(アムステルダム)にて、欧州人デザイナーとの共創型デザインプロジェクトのマネジメントやデザイン調査を担当。現在はデザインリサーチ、プロダクトイノベーション、ブランディング領域を中心にプロジェクトを推進。一橋大学社会学部卒業、イリノイ工科大学Institute of DesignにてMaster of Design Methods修了。共訳著に「現代デザイン事典-変容をつづけるデザインの諸相-」(鹿島出版会)。

岩崎博論 株式会社博報堂 コンサルティング局 ストラテジックプラニングディレクター

博報堂入社後はストラティジックプランナーとして国内外のマーケティング戦略立案に従事。2005年博報堂ブランドデザインに参加、数々のブラなどプロジェクトをリード。2007年から現在に至るまで人間中心イノベーション手法を活用した製品・サービス開発プロジェクトをリード。2010年~2011年米国に滞在しデザインシンキングによる課題解決を学ぶ。日本能率協会「ビジネスエスノグラフィ実践コース」講師(2008年~2009年)やEPIC(Ethnographc Practice in Industry Conference)TokyoのLocal Committee(2010年)を歴任。国際基督教大学卒業後、慶応大学大学院修士課程、イリノイ工科大学Institute of Design修士課程修了。

佐宗邦威 ソニー㈱ クリエイティブセンター UXクリエイティブ戦略室

2002年P&Gマーケティング部入社。ヒット商品ファブリーズ、柔軟剤のレノアを担当した後、P&Gとジレットの企業合併のさなか男性用髭剃りブランドジレットのブランドマネージャーを務め、世界初5枚刃のFusionを発売を手がける。2008年10月ソニー㈱に入社。商品開発プロセス変革プロジェクトやグローバルカスタマーインサイト部門の立ち上げ、グローバルエスノグラフィープロジェクトの全社導入を行う。2012年8月よりイリノイ工科大学Institute of design, master of design methodsコースに入学し2013年卒業。2013年8月より現職。東京大学法学部卒業後、イリノイ工科大学Institute of design修士課程修了。