【展示什器を有償譲渡します】第107回企画展「PROGETTAZIONE (プロジェッタツィオーネ) イタリアから日本へ 明日を耕す控えめな創造力」
- 開催年:2024
- 企画:東京ミッドタウン・デザインハブ
エンツォ・マーリのアウトプロジェッタツィオーネの家具(本展展示什器として使用済)を譲渡します。
【アウトプロジェッタツィオーネとは?】
イタリアを代表するデザイナー、エンツォ・マーリは1974年に展覧会「アウトプロジェッタツィオーネの提案(autoprogettazione ?)」を開催しました。アウトはセルフ、プロジェッタツィオーネはプロジェクトを考えて実践することを意味し、「自分で考えてつくるプロジェクト」と訳すことができます。
マーリは展覧会で釘と金槌だけでつくることのできる家具19点を展示するとともに、希望者に図面を無料で配布し、同名の書籍を刊行しました。その後、アウトプロジェッタツィオーネは難民が木工工房を立ち上げる際の家具に用いられたり、さまざまなデザイナーや建築家の手によって展示空間や商業空間に応用されたり、個人が日曜大工として楽しむなど、誕生から50年のあいだに、マーリが意図した、もしかしたら意図した以上に世界各地の大勢の人をつくり手に変えています。
【アウトプロジェッタツィオーネ展示什器譲渡について】
2024年3月22日(金)〜5月6日(月)に東京ミッドタウン・デザインハブで開催中の「PROGETTAZIONE (プロジェッタツィオーネ) イタリアから日本へ 明日を耕す控えめな創造力」展では、「アウトプロジェッタツィオーネの提案」にもとづいて展示什器を製作しました。テーブルは一般の参加者とともにワークショップでつくり上げています。
展示終了後、希望者にこの什器を譲渡することとしました。
家具を分解して、組み立てることで、マーリのアウトプロジェッタツィオーネを体験していただける機会になります。ぜひこの機会をご活用ください。