Tokyo Midtown Design Hub
「How is Life?――地球と生きるためのデザイン」ギャラリーツアー

【あさ活】TOTOギャラリー・間 x 東京ミッドタウン・デザイン部

「How is Life?――地球と生きるためのデザイン」ギャラリーツアー



「東京ミッドタウン・デザイン部」は、東京ミッドタウン10周年を記念してスタートした、デザインのフィルタを通して、東京ミッドタウンやその周辺を深く知り・楽しむ活動です。

今回は、TOTOが文化活動として運営する、建築の専門ギャラリー”TOTOギャラリー・間"にご協力いただき、現在開催中の「How is Life?――地球と生きるためのデザイン」のギャラリーツアーを開催します。

デザイン部ギャラリーツアーの講師は、本展のアシスタントキュレーターを務めた、平尾しえなさん、アナスタシア・ゴリオミティーさん(東京工業大学大学院塚本由晴研究室)のお二人にご担当いただきます!
テーマを掘り下げて解説をいただけることで、展示に収まらないお話を聞くことできっとより理解を深められることと思います。
ぜひご参加ください。

◎展覧会コンセプト
How is Life?

産業革命以降手に入れた生産力を背景に、成長を是としてきた人類の活動は、プラネタリー・バウンダリー※1を超え、気候変動や南北格差をもたらし、声をあげることのできない生物や将来世代を搾取し続けている。その対応策として、成長の原動力となった産業や便利な暮らしを維持しつつ環境負荷を低減させる行動がSDGsとして推奨されているが、事態はより深刻で、持続的成長ではなく成長なき繁栄※2を本気で検討しなければならないところまで来ている。そのためには産業分野だけでなく、暮らし自体を見直し、その構成要素の一つ一つを、地球に負荷をかけない方向に転換していかなければならない。しかし、産業からサービスを買うことに慣れてしまった我々は、自らの手で衣食住やエネルギーを獲得するスキルをもたず、また産業社会的連関による包囲網はそこからの逸脱を容易には許さない。20世紀後半につくられた生産―消費―廃棄の想定を定着し続けてきた構築環境の中に暮らしていると、その想定を疑うことも容易ではない。そこで培われた自画像は、同じ想定に基づく構築環境や暮らしを再生産してしまう。その反復から抜け出して、成長なき繁栄を選ぶのならば、我々はどう生きるか?

建築が人々の暮らしをよりよくすることに奉仕するものであるならば、そうした包囲網を障壁として発見し、挑んでいくことから、建築的営為を始めるべきだろう。その時話し合いのテーブルにつくのは、今ここにいる自分達だけでなく、立場の弱い人、地球の別の場所にいる人、未来の人、そしてヒト以外の生物かもしれない。「How is Life?」という、彼ら、そして私達自身への問いかけを、建築展という形にする試みに、ご期待あれ。

TOTOギャラリー・間 企画展 How is Life?
キュレーター
塚本由晴、千葉 学、セン・クアン、田根 剛

出典)
※1 プラネタリー・バウンダリー Rockström, Johan, et al. "A safe operating space for humanity." Nature, vol. 461, no. 7263, 24 Sept. 2009, pp. 472+.
※2 成長なき繁栄 Tim Jackson (2009). Prosperity without Growth. Earthcan. (ティム・ジャクソン 田沢恭子( 訳 ) (2012). 成長なき繁栄 ―地球生態系内での持続的繁栄のために― 一灯舎)

©Nacása & Partners Inc.

藤村記念堂
谷口吉郎 | 岐阜県 | 1947
©菊池重三郎

▼ギャラリーツアー開催概要

開催日:2022年12月14日(水)午前 8:00-9:30 (15分前受付開始)
会場:TOTOギャラリー・間 (東京都港区南青山1-24-3 TOTO乃木坂ビル3Fに集合)
参加費:無料
定員:20名 *先着順/定員になり次第締め切らせていただきます。

スケジュール(予定):
8:00〜9:00 アシスタントキュレーター:平尾しえなさん、アナスタシア・ゴリオミティーさんによるツアー
9:00〜9:30 晴天時:中庭/雨天時:会議室で、Q&Aや感想のシェア、交流(自由参加・お時間の都合での途中退席も可です)
※中庭にてホットコーヒーのサービスあります。(雨天時は除く)

お申し込みはこちら

ギャラリーツアー講師:

How is Life? アシスタントキュレーター

平尾しえな(右)
1992年埼玉県生まれ/2017年東京工業大学工学部建築学科卒業/2018~19年スウェーデン王立工科大学KTHに交換留学/2021年東京工業大学環境社会理工学院建築学系修了/現在、同大学院博士後期課程および一般社団法人小さな地球に在籍、「移住者ヴァナキュラー建築」についての調査研究と千葉県鴨川市釜沼集落における稲作・山林整備・古民家リノベーションなどを行う。


アナスタシア・ゴリオミティー(左)

2018年アテネ国立工科大学院修了。日本の文部科学省から奨学金を受け来日し、2019年からは東京工業大学塚本研究室の博士後期課程に在籍。研究テーマは「空間の異文化研究」「空間実践の地理学と人類学」「災害後の建築と民族学の交錯」など。上記テーマについて3本の学術論文を発表するほか、複数の建築コンペに参加し、優秀な成績を収めている。

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▼展覧会について
https://jp.toto.com/gallerma/ex221021/index.htm

TOTOギャラリー・間 企画展
How is Life? ――地球と生きるためのデザイン

キュレーター ― 塚本由晴、千葉 学、セン・クアン、田根 剛
アシスタントキュレーター ― 平尾しえな、アナスタシア・ゴリオミティー(東京工業大学大学院塚本由晴研究室)
展示デザイン ― アリソン理恵(ARA)、飯田将平+下岡由季(ido)

会期:2022年10月21日(金)~2023年3月19日(日)11:00~18:00
休館日:月曜・祝日・年末年始休暇 [2022年12月26日(月)~2023年1月9日(月)]
ただし、2023年2月11日(土・祝)は開館
※ウェブサイト https://jp.toto.com/gallerma にて最新情報をご確認ください。

入場料:無料
会場:TOTOギャラリー・間 (東京都港区南青山1-24-3 TOTO乃木坂ビル3F)
東京メトロ千代田線乃木坂駅3番出口徒歩1分
https://jp.toto.com/gallerma

主催:TOTOギャラリー・間
企画:TOTOギャラリー・間運営委員会(特別顧問=安藤忠雄、委員=千葉 学/塚本由晴/セン・クアン/田根 剛)
後援:(一社)東京建築士会/(一社)東京都建築士事務所協会/ (公社)日本建築家協会関東甲信越支部/(一社)日本建築学会関東支部