Tokyo Midtown Design Hub
窓学“WINDOWSCAPE”展 〜窓の研究プロセスからミラノサローネまで〜
開催
終了

東京ミッドタウン・デザインハブ特別展

窓学“WINDOWSCAPE”展 〜窓の研究プロセスからミラノサローネまで〜



基本情報

東京ミッドタウン・デザインハブは、「窓研究所」と共催で、東京ミッドタウン・デザインハブ特別展「窓学“WINDOWSCAPE”展 〜窓の研究プロセスからミラノサローネまで〜」を開催します。
「窓学」は、2007年より窓に特化した独自の研究活動に取り組んでいます。窓を歴史的、文化的に位置づけると同時に、その意味や役割を見極め、窓の新たな魅力や可能性を提示することで、よりよい建築、都市、社会の構築に貢献することを目指して活動しています。本展では、国内では初めての「窓学」研究展示です。東京工業大学 塚本研究室との約7年にわたる共同研究成果を、豊富な資料とエピソードを交えて紹介します。また、本展示は、今年4月に行われた世界最大規模のデザインの祭典「ミラノサローネ」で発表した“WINDOWSCAPE”展の帰国展も兼ねており、多くの来場者を魅了したアトリエ・ワン設計の窓のインスタレーション(空間展示)や現地での模様を、模型や記録映像などにより紹介します。さらに、会期中は、窓に関する講演やトークセッション、ワークショップを多数開催します。
※ WINDOWSCAPE(ウィンドウスケープ)とは、「窓景」を意味する造語です。

 

「窓学」とは
「窓は文明であり、文化である」という思想のもと、窓に特化した独自の調査研究「窓学」に取り組むYKK AP株式会社が、2007年から始めた活動をさらに推進する目的で、2013年に「窓研究所」を設立。窓文化創造に向けて、窓の専門知識を収集・保存し、その魅力や新しい可能性を社会へと発信・提言しています。今回の企画展示の他、窓学での研究成果は一部、書籍化されています。
YKK AP窓研究所ホームページ
http://www.ykkap.co.jp/madoken/

 

東京工業大学 塚本由晴研究室
アトリエ・ワンの塚本由晴氏は、教鞭を執る東京工業大学塚本研究室において建築設計、学術論文、都市リサーチなどの幅広い教育活動を行っています。『ペットアーキテクチャー・ガイドブック』『メイド・イン・トーキョー』などリサーチをまとめた著作の他、『ガエ・ハウス』『みやしたこうえん』『東京工業大学 環境エネルギーイノベーション棟』などの建築作品があります。YKK APとの共同研究「窓学」の関連書籍は、2010年に『WindowScape 窓のふるまい学』、2014年に『WindowScape2 窓と街並の系譜学』(ともにフィルムアート社)が出版されました。


東京ミッドタウン・デザインハブ特別展
「窓学“WINDOWSCAPE”展 〜窓の研究プロセスからミラノサローネまで〜」
会 期 2014年5月31日(土)〜6月15日(日)11:00〜19:00 会期中無休
会 場 東京ミッドタウン・デザインハブ
入場料 無料
主 催 窓研究所
共 催 東京ミッドタウン・デザインハブ

 

・展覧会の構成
「窓のふるまい学」「窓の街並学」「窓の系譜学」をテーマに、東京工業大学 塚本由晴研究室が世界約30カ国で採取した窓の写真、図面、スケッチ等の豊富な資料を、フィールドワークのプロセスや調査エピソードとともに公開します。
また、今年4月にイタリア・ミラノで行われた世界最大規模のデザインの祭典「ミラノサローネ」に出展した“WINDOWSCAPE”展において、塚本由晴氏率いる建築家ユニット、アトリエ・ワンが設計した窓のインスタレーション(空間展示)や、「窓学」研究成果の展示、現地での模様も併せて紹介します。

【ミラノサローネ “WINDOWSCAPE”展の様子】

インスタレーション“Kaleido-window”

約60もの鏡面仕上げの窓からなる幻想的な空間。子供から大人まで、無意識のうちに窓に惹きつけられ覗き込んでしまう。多くの人が窓の世界を体感し、窓の力を再発見しました。帰国展では、この展示の模様を模型や図面、映像等で紹介します。

「窓学」研究展示風景
研究成果から、世界の窓の写真と図面資料をポスターとして展示。このポスターによる研究展示は、帰国展でも一部再現します。来場者はミラノと同じ美しい窓のポスターを実際にお持ち帰りいただけます。部屋に貼れば、そこに、新たな窓が生まれます。

 

・トークセッション&ワークショップ
多彩なフィールドの最前線で活躍する方々を迎え、窓に関するトークセッションとワークショップを多数開催します。

トークセッション① 『窓とアート』
日 時 5月31日(土)17:00〜19:00
定 員 100名(当日先着順)
参加料 無料
登壇者 五十嵐太郎(東北大学大学院教授、建築批評家)、保坂健二朗(東京国立近代美術館主任研究員)、鎌田友介(アーティスト)

トークセッション②『窓のフィールドワーク』
日 時 6月7日(土)17:00〜19:00
定 員 100名(当日先着順)
参加料 無料
登壇者 能作文徳(東京工業大学助教、建築家)、金野千恵(KONNO代表、日本工業大学助教、建築家)、川勝真一(RADディレクター、リサーチャー)

トークセッション③『窓を語る』
日 時 6月14日(土)17:00〜19:00
定 員 100名(当日先着順)
参加料 無料
登壇者 塚本由晴(東京工業大学大学院准教授、アトリエ・ワン)、佐藤浩司(国立民族学博物館准教授、建築人類学者)、中谷礼仁(早稲田大学教授、歴史工学研究)

ワークショップ『窓のフィールドワーク(実践編)』
東京の街を歩きながら魅力的な“窓”を採取します。参加者が見つけたサンプルから“窓”の魅力を伝えるドローイングを作成します。講師らが世界中で行ってきたフィールドワークを、東京を舞台に体験できるワークショップです。
日 時 6月1日(日)10:00〜17:00、6月7日(土)10:00〜16:00
定 員 各回先着20名(事前申込制)
参加費 無料
講 師 能作文徳、金野千恵

お申し込み方法
氏名、所属、連絡先を明記の上、下記宛先までメールにてお申し込みください。
windowscape.ws@gmail.com