Tokyo Midtown Design Hub
「JAGDAつながりの展覧会 Part 1 マスキングテープ」オープニングトーク

東京ミッドタウン・デザインハブ第72回企画展

「JAGDAつながりの展覧会 Part 1 マスキングテープ」オープニングトーク



障害のあるアーティストとパラリンピアンを応援するコラボレーション・チャリティー展「JAGDAつながりの展覧会 Part 1 マスキングテープ」の開催に合わせ、パラリンピアンや参加アーティスト・デザイナーを迎えてトークイベントを開催します。


メインヴィジュアル
(アート:ウルシマトモコ デザイン:大黒大悟)


●オープニングトーク・レセプション

日 時:3月16日(金)18:00–19:30 トーク 19:30–20:30 レセプション
会 場:インターナショナル・デザイン・リエゾンセンター(デザインハブ内)
トーク:
「パラリンピアンズ協会について」
 河合純一(日本パラリンピアンズ協会会長)
「参加アーティスト・デザイナーによる座談会」
 ウルシマトモコ(エイブルアート・カンパニー/東京)
 カミジョウミカ(同/長野)
 柴崎由美子(NPO法人エイブル・アート・ジャパン代表理事)
 大黒大悟(JAGDA展覧会委員/東京)
 轟 久志(JAGDA長野地区代表)
進 行:福島 治(JAGDA展覧会委員長)
参加費:無料(定員80名/要予約)

*参加申込は終了しました

●登壇者プロフィール

河合純一(一般社団法人日本パラリンピアンズ協会会長)
静岡県出身。先天性ブドウ膜欠損症のため生まれつき左目の視力がなく、15歳で右目も失明。水泳は5歳で始め、パラリンピック6大会連続出場(1992年バルセロナ〜2012年ロンドン)。金5個を含む計21個のメダル獲得は日本人選手最多。2016年、日本人初のパラリンピック殿堂入り。日本身体障がい者水泳連盟の会長も務め、障がい者スポーツ全般を巡る競技環境の改善に取り組む。

ウルシマトモコ(エイブルアート・カンパニー/東京)
1977年生まれ。東京都在住。2012年より「A/A芸術大学」に所属。3歳から造形教室に通いクレヨン、コンテ、石こう、粘土などの素材と向き合い絵画や工作が大好きになる。9年間の通所に区切りを付け、再び創作するようになったのは35歳の頃。現在は「A/A芸術大学」に月に1回通い、創作を通じてコミュニケーションを楽しんでいる。制作と向き合うとき「紙は友人であり、色は恋人」となる。自分の作品に目を留めてくれた人たちにホッとしてもらう時間を提供することを目指している。

カミジョウミカ(エイブルアート・カンパニー/長野)
1976年生まれ。長野県在住。19才の時に、入院していた病院の主治医や看護師、理学療法士の顔をデフォルメして描き始める。現在では、自宅でアクリルガッシュ・オイルパステルなどを使い、空想画・抽象画を描いている。また、パソコンを使って空想から生まれるキャラクターを描き、オリジナルグッズなども制作。自分の頭の中に浮かぶ「カラフルな空想と夢の世界」をテーマとし、創作し続けている。

柴崎由美子(特定非営利活動法人エイブル・アート・ジャパン代表理事/エイブルアート・カンパニー東京事務局)
宮城県仙台市生まれ。1997年より奈良・たんぽぽの家で障害のある人たちの表現活動に関わる。「たんぽぽの家アートセンターHANA」(奈良)のディレクター(2004年4月~2009年3月)を経て、障害のある人のアートを社会に発信し仕事につなげる 「エイブルアート・カンパニー」事務局(2007年~)、特定非営利活動法人エイブル・アート・ジャパン事務局(2012年~)。障害のある人とともに、社会に対して新しい価値を提案するプログラムを探求し実践していくことをライフワークとしている。

大黒大悟(JAGDA展覧会委員)
2003年金沢美術工芸大学卒業後、日本デザインセンター入社。’11年大黒デザイン研究室設立。グラフィックデザインを基軸におきながら、パッケージ、ブックデザイン、映像、プロダクト、ストアデザインから美術館の総合ディレクションまで、様々なスケールのプロジェクトを行っている。JAGDA新人賞、東京ADC原弘賞、D&AD イエローペンシル、NY ADC Goldなど多数受賞。

轟 久志(JAGDA長野地区代表)
1973年長野県生まれ。株式会社エイブルデザインを経て2004年にトドロキデザインを設立。グラフィックデザインを中心に、企業や地域などのブランディング、プロモーション等を多く手がける。特に農業分野での活動が多く、地元農家と共に地域を巻き込んだイベントや新商品を企画し、地域活性にもつなげている。

福島 治(JAGDA展覧会委員長)
グラフィックデザイナー。1958年広島生まれ。浅葉克己デザイン室、ADKを経て、1999年福島デザイン設立。被災地支援プロジェクト「Unicef祈りのツリー」「JAGDAやさしいハンカチ展」「おいしい東北パッケージデザイン展」など、デザインにおける社会貢献の可能性を探求、実践する。世界ポスタートリエンナーレトヤマ・グランプリ、カンヌ広告フィスティバル・金賞など国内外の30以上の賞を受賞。東京工芸大学教授。