地域×デザイン -まちを編みなおす20のプロジェクト-
【地域 × デザイン】復興×デザイン「前編」~東北の未来をつくるプロジェクト~地域課題を解決する新発想
- 開催年:2016
東日本大震災から約5年が経ちました。この2011年3月を境に、多くの人の価値観が変わり、自分たちの住む地域や生き方をじっくりと考える機会となったことは否めません。
地域の復興のために現地で活動する方々のお話をお聞きし、5年前と今はどのように変わったのか、またこれから取り組むべき事とは何か、未来に向けて考える会とします。
セッションは第一部から第三部に分け、出演者各者によるプレゼンテーションと質疑応答のセットを順におこなっていきます。
【第一部、第二部】
開催日:3月5日(土)13:30〜15:10
出演者:松島流灯会 海の盆 実行委員 千葉清護
石巻工房 工房長 千葉隆博
景勝地として有名な松島で震災後に地元の祭りを復活させた「松島流灯会 海の盆」。震災前までは毎年観光客の押し寄せる大規模な花火大会を実施していましたが、震災を境に町の人たちがおこなう町の人のための夏祭りを蘇らせました。おばあちゃんから子供たちへ地元の踊りと歌が継承されます。
また、石巻工房は震災直後に東京からデザイナーたちが復旧のために石巻に作った工房です。デザイナーがデザインを提供し家具を作り世界に販売していく石巻工房ブランドとして注目されるとともに、町に経済と雇用を生み出しています。現地のキーマンの方々に震災からいまをお伺いします。
【第三部】
開催日:3月5日(土)15:10〜16:00
テーマ:福島の若手が起こすローカルイノベーションの種
出演者:佐藤達則(ふくしま復興塾事務局[一般社団法人ふくしまチャレンジはじめっぺ])
2011年3月11日以来、福島では様々な地域課題が起こっています。課題の中には、例えば少子高齢化のように、従来から起こっていたものの、震災や原発事故が原因で加速してしまったものも多くあります。多くの課題が噴出し、不幸にも原発事故という世界的な注目を集めてしまったフクシマだからこそ、従来は福島に関わることのなかった志ある若い世代が集まっています(帰ってきています)。そして、そのような若い世代は、世界的にも類を見ない課題の解決をライフワークとし、イノベーションの種とも言える事業を起こし始めています。ふくしま復興塾が作ってきた志ある若者たちがイノベーションを起こすコミュニティについてお話しします。
会場 インターナショナル・デザイン・リエゾンセンター(デザインハブ内)
企画運営 日本デザイン振興会、事業構想大学院大学
参加費 無料