東京ミッドタウン・デザイン部の朝活
「AIと共創するグラフィックデザイン」ギャラリーツアー
「東京ミッドタウン・デザイン部」は、東京ミッドタウン10周年を記念してスタートした、Designのフィルターを通して、東京ミッドタウンやその周辺を深く知り・楽しむ活動です。
現在、東京ミッドタウン・デザインハブでは、「グラフィックデザインとAI(人工知能)との共創」をテーマに、AIとデザインの関係について探る企画展「AIと共創するグラフィックデザイン」を開催中です。
日本グラフィックデザイナー協会(JAGDA)は、AIを含むさまざまなアルゴリズムに基づく表現を得意とするクリエイティブ集団Qosmoの協力を得て、近未来におけるグラフィックデザインの発展と可能性を探ることを目的に、機械学習を用いた実験を行ってきました。
この展覧会では、その途中経過を報告するとともに、幅広いAI研究の中からグラフィックデザインの分野に近い事例をピックアップしてご紹介しています。
ある決められたルールでAIがイメージをつくっていく過程を記録したポスターやアルファベット書体、楽譜の学習による作曲、マンガを用いた物語生成、Google APIを利用した感情分析のビジュアライズなど、AIとの共創の可能性を探る作品を展示しています。
ぜひ解説付きで鑑賞したい本展のギャラリーツアーを、デザイン部で緊急開催!
本展の企画者&ディレクターである永原康史氏(多摩美術大学教授・JAGDAインターネット委員会委員長)による解説付きで、作品をじっくり体験いただけます。会期終盤ではありますが、すでに一度ご来場された方も是非ご参加ください。
<出展作品>
・決められたルールで、AIによってアニメーションポスターやアルファベット書体を生成(JAGDAインターネット委員会+Qosmo)
・機械学習により判定された自然言語の感情を視覚化する試み(遠山昌宏)
・マンガを用いた物語の生成(迎山和司)
・楽譜の学習による作曲&自動演奏(Qosmo)
▼開催概要
日 時:2019年3月26日(火)8:00-9:00(7:45開場)
企画ご紹介 15分/会場ツアー&質疑 45分 *ご都合に合わせて途中退場も可能です。
場 所:東京ミッドタウン・デザインハブ(ミッドタウン・タワー5F/リエゾンセンターで受付いたします)
定 員:30名(先着順・定員になり次第締切といたします)
ゲスト:
■ 永原康史氏(JAGDAインターネット委員長/多摩美術大学教授)
グラフィックデザイナー。多摩美術大学情報デザイン学科教授。電子メディアや展覧会のプロジェクトも手がけメディア横断的なデザインを推進している。2005年愛知万博「サイバー日本館」、2008年スペイン・サラゴサ万博日本館サイトのアートディレクターを歴任。著書に『インフォグラフィックスの潮流』、『デザインの風景』、『デザイン・ウィズ・コンピュータ』など。監訳にジョセフ・アルバース『配色の設計』などがある。