リエゾンセンター・ライブラリーのブックイベント
著者に聞く書籍『進化思考』のデザイン

リエゾンセンター・ライブラリーは、東京ミッドタウン・デザインハブ内にオープンした不定期のデザインライブラリーです。

今回は、2021年4月に「生き残るコンセプトをつくる『変異と適応』 進化思考」を「海士の風」から出版された、太刀川英輔さんをゲストにお迎えし、書籍「進化思考」のデザインについてお伺いします。
書籍「進化思考」のご紹介のほか、出版のプロセスにおけるデザイン、出版社「海士の風」についてなど、書籍出版にまつわるデザインをお伺いします。

 

【書籍紹介】

進化思考 生き残るコンセプトをつくる「変異と適応」
太刀川 英輔/著
海士の風|2021/4月
定価 3000円+税 ※A5変形判

 

進化思考―それは、生物の進化のように二つのプロセス(変異と適応)を繰り返すことで、本来だれの中にもある創造性を発揮する思考法。

 

私たちは道具の発明を通して、擬似的な「進化」を達成してきた。そこには必ず、私たちの本質的な願いが込められている。小さいものを見たいから目を進化させるために顕微鏡を。寒さをしのぎたいから皮膚を進化させるために服を。速く移動したいから足を進化させるために乗り物を。子孫に残したいから記憶力を進化させるために本を…。40億年にわたり変異と適応を繰り返してきた生物や自然を学ぶことで、創造性の本質を見出し、体系化したのが『進化思考』である。

 

変異(HOW):偶発性を起点にした発想手法
適応(WHY):自然選択を起点にしたリサーチ手法

 

変異によって偶発的に無数のアイデアが生まれ、それらのアイデアが適応によって自律的に自然選択されていく。変異と適応を何度も往復することで、変化や淘汰に生き残るコンセプトが産まれる。その結果、本質的な願いを具現化するイノベーションを起こせるようになる。

 

この本は、「あなたが進化思考を実践しながら身につけられる」ことを目指している。そのため50個の進化ワークが登場する。「変異」の章では、たくさんのアイデアを出し、「適応」の章では、たくさんの情報や繋がりを理解し、「コンセプト」の章では、それらが美しく結合した時代を生き残るコンセプトに出会うことができるだろう。

【開催概要】

日時:2021年9月8日(水) 19:30-21:00 *zoom開場 19:25

実施方法:ZOOMウェビナー(チャット/Q&A機能 利用可能)+YouTubeLive(視聴のみ)

参加費:無料

お申し込みはこちら

 

【ゲスト】

太刀川英輔
https://nosigner.com/
NOSIGNER代表 / 進化思考家 / デザインストラテジスト / JIDA(公益社団法人日本インダストリアルデザイン協会)理事長 / 慶應義塾大学特別招聘准教授 / 2025大阪関西万博日本館基本構想クリエイター

創造性を生物の進化から学ぶ「進化思考」を提唱し、様々なセクターの中に美しい未来をつくる変革者を育てることで、人の創造性の更新を目指す広義のデザイナー。
デザインで美しい未来をつくること(実践:社会設計)、自然から学ぶ創造性教育で変革者を育てること(理念:進化思考)を軸に活動を続ける。
プロダクト、グラフィック、建築などの領域を越え、次世代エネルギー、地域活性、SDGsなどを扱う数々のプロジェクトで総合的な戦略を描き、成功に導く。
グッドデザイン賞金賞、アジアデザイン賞大賞他、100以上の国際賞を受賞。DFAA(Design for Asia Awards)、WAF(World Architecture Festival)等の審査委員を歴任。
主なプロジェクトに、OLIVE、東京防災、PANDAID、山本山、横浜DeNAベイスターズ、YOXO、2025大阪・関西万博日本館基本構想など。
著書に『進化思考』(海士の風、2021年)、『デザインと革新』(パイ インターナショナル、2016年)がある。