Tokyo Midtown Design Hub

リエゾンセンター・ライブラリーのブックイベント

書籍 『公民館のしあさって』出版記念トーク「公民館にまつわるコミュニティデザインとは?」



「リエゾンセンター・ライブラリー」は、東京ミッドタウン・デザインハブ内に月10日ほどオープンするデザインライブラリー。
「リエゾンセンター・ライブラリーのブックイベント」として、ライブラリーに届いたデザインに関する新刊本の著者の方などをゲストにお迎えし、書籍やそのテーマを深掘りするオンライン・トークを開催しています。

今回は、書籍「公民館のしあさって」の出版記念として、同プロジェクトのコアメンバーのお一人で、地方創生と人材育成を軸に様々な事業を手掛けられてきた西山 佳孝さんと、書籍のデザイナーで、"デザインで地域に関わる"ことに取り組まれている馬頭 亮太さんをお迎えし、そもそもなぜ「公民館」に注目したのか?といった「公民館のしあさってプロジェクト」についてや、イメージする「しあさっての公民館」にはどんなデザインが必要なのか?についてトークします。

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書籍 『公民館のしあさって』出版記念トーク
「公民館にまつわるコミュニティデザインとは?」
ゲスト:
西山 佳孝さん(株式会社タウンキッチン・取締役/東京・株式会社Encounter Japan/Mexico 他)
馬頭 亮太さん(デザイナー・オンドデザイン事務所代表・崇城大学芸術学部デザイン学科助教)

配信日時:2022年2月15日(火) 19:00-20:30
配信:YouTube Live
https://youtu.be/kRpdt5UHn0w

 

お申し込みはこちら
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【ゲストのご紹介】

西山 佳孝(にしやま よしたか)
株式会社タウンキッチン・取締役(東京)、株式会社Encounter Japan(Mexico)他
大学在学中よりNPO法人を設立、地方創生を軸としてデザインを用いた教育プログラムづくりなど、多くの事業を立ち上げる。
大学自主退学後、株式会社設立や取締役を経て、霞ヶ関へ。その後、九州を中心とする公益財団法人ネイチャリング財団において事務局長として、社会起業家等の起業家人材の育成に携わり、現在に至る。
経済産業省・派遣専門家、独立行政法人国立高等専門学校機構デザインコンペティション・審査委員長、鹿児島県庁・観光アドバイザー、東村山市空家対策協議会・委員など多数役職を兼務。
直近では、日墨ソーシャルアントレプレナー交流事業(国際交流基金)において、メキシコに滞在するなど、海外プロジェクトにも積極的に参画。
公民館のしさって・プロジェクトでは、コアメンバーのひとり。


馬頭 亮太(Batoh Ryota)
株式会社オンドデザイン 代表取締役社長
鹿児島県生まれ。都内空間デザイン会社勤務後予期せず独立。
オンドデザインを立ち上げ、グラフィックやパッケージ、ウェブ、店舗や工場空間など、領域を限定しない広義のデザインに携わる。
東日本大震災を機に鹿児島へUターンし、地方や地域と呼ばれるフィールドで、デザインがどう関われるかを日々実験中。
2021年から崇城大学芸術学部デザイン学科助教。熊本県在住。

 


<書籍紹介>

『公民館のしあさって 』
発行:ボーダーインク
著/文:公民館のしあさって出版委員会
定価 2,200円+税
発売日: 2021年10月31日
A5判 210ページ
ISBN:978-4-89982-410-7
https://kominkan-world.stores.jp

公民館。その言葉を聞いて、どのような印象が頭に浮かぶでしょうか。

そもそも公民館ってなに?地域に居場所ってある?多世代がともにいることができる場所って?やっぱりただ与えられるよりも自分でやった方が楽しいですよね?だいたい、学びって学校だけでするものでもないですよね?え、公民館は本来、地域のイノベーションセンターだったの?え、公民館でお酒飲んだり物販したりしても良いのですか?え、全国にコンビニくらい公民館ってたくさんあるのですか?え、公民館で働く人の仕事、幅広い!そういえば最近、私設公民館という言葉を聞きませんか?と、話し合いもいちいち盛り上がります。それに、日本の公民館をエジプトに輸出するということを実践中のミギードさんも加わるわけですから、自ずと視点も深まります。

きっと、何かしらの期待や予感の中で、有り難くもこの本を手にとってくださったのだと思います。うまく言葉にできないにしても、そんな予感は、現在を生きる暮らしの中で、過去を発見する学びの中で、より良い未来を想う気持ちの中で、育まれてきたのだと思います。ところで、この本は公民館について詳しく解説することを第一の目的としているわけではありません。手探りの中でも、みんなの良い予感を集めて、まずは言葉にして本にしてみる。そして、本をきっかけに、そこかしこで会話が生まれたらいいな、それらを通して社会に良い兆しが生まれたらいいな、と願うものです。

遠い未来への期待に依存せず、忙しい毎日をこなすだけでもない。公民館の「しあさって」には、そんな理想と現実の間の往来があるように思います。そしてこの本も、そんなジタバタの痕跡としてのジグザグ道がたくさんあると思います。ぜひ、お散歩気分でご覧ください。

目次
はじめに
この本の登場人物
Chapter.1  繁多川公民館の現場を通してお届けしたい公民館の実際
Chapter.2  日本の公民館、世界へ
Article 繁多川公民館・ター公民館の実践が伝えるもの
Chapter.3  牧野先生と考える、公民館のそもそものところ
Article 建築家として考える、これからの公民館
Chpater.4  結局、公民館のしあさってなんだろう 公民館しあさって出版委員会
おわりに

*引用:版元ドットコムより https://www.hanmoto.com/bd/isbn/9784