多摩美術⼤学 TUB 第25回企画展「視線の設計」

多摩美術大学における表現研究の一つとして、菅俊一による視線を用いた新しいコミュニケーションを生むための表現手法の取り組みを紹介する。

人や生き物が何かを見ているときに、その目の中心から見ている対象へ注意を向けている様子に対して、私たちは線的なイメージを用いて「視線」と呼んでいる。
他者が対象へ注意を向けている様子を理解する現象は、共同注意と呼ばれ、日常生活の様々な場面で、私たちは他者の視線を読み取りながら非言語コミュニケーションを行なっている。
本研究は、この現象を対人関係ではなく描かれた顔による視線を読み取ることで引き起こせることができれば、視線を様々なメディアや空間に設置することで、人の注意や行動を促すことが可能になると考え、そのための表現技術を、いくつかの要素に分けて整理することを目指したものである。

◆企画展情報
多摩美術⼤学 TUB第25回企画展「視線の設計」

会 期:2023年2月3日(金)〜18日(土) *日祝定休
時 間:11:00〜18:00 入場無料
会 場:多摩美術大学 TUB
東京都港区⾚坂9-7-1 ミッドタウン・タワー5F(東京ミッドタウン・デザインハブ内)

企画展ディレクター:
菅 俊一 (多摩美術大学統合デザイン学科 准教授)
人間の知覚能力を基盤としたコグニティブデザインの考え方による行動や意志の領域のデザインを専門としており、近年は、線や点といったわずかな手がかりだけで動きや質感を感じさせるための表現技術や、人間の創造性を引き出すための制約のデザインについての探求を行なっている。