人間中心イノベーションのためのインターディシプリナリ知識プラットフォーム

このセミナーでは、企画、技術、デザイン、マーケティングなどの視点から、製品、システム開発の知識管理、調査企画、研究開発、製品設計に従事し開発過程、開発支援などの管理、方法に興味のある方を主な対象としています。

 

 

概要

ネットワーク、ユビキタスコンピューティングなどの新技術の開発が進み、日常生活、職場環境などのあらゆる局面の細部まで技術要素が浸透しつつあります。一方では人の嗜好性、社会環境などが急速に変化し、かつますます分化しています。このような状況は製品開発に新たな可能性をもたらすとともに、市場のニーズに応え新たな提案をして行くためには、ユーザの行動、価値観、組織などの要因、文化、社会要因など多くの複雑に関連する要因を理解し、予測する能力が求められています。人間中心の製品開発の必要性が提唱され、環境や人間中心設計などのISO認定制度により産業全体としての人間中心設計、開発についての理解は深まるとともに、具体的にその概念をビジネス、製品イノベーションの基礎として、各企業の競争力、社会貢献強化を実現するための手法の必要性が強く認識されています。

人間中心指向のイノベーションを展開するにはハードウェア、ソフトウェア、生産技術、工業デザイン、インタフェースデザイン、マーケティング、ビジネス企画など極めて多くの分野が迅速に多様な知識を集約、有機的に協働、意思決定できる開発環境、体制が求められています。このセミナーでは特に以下のようなトピックスを含めて、解説、参加者による議論をする予定です。

1)人間中心製品開発の視点と方法:製品、システム開発における様々な分野からの多様な設計情報、設計知識についての概観
2)インターディシプリナリ知識プラットフォームとは?:多様な視点、情報を総合し、分析、創造、評価を有効に支援できる知識プラットフォーム構築方法
3)シナリオを利用した製品開発情報プラットフォーム
4)イノベーションのための視点形成:知識プラットフォームを利用した新たな視点と方法の開発
5)知識プラットフォームを利用した開発概念の展開事例:コンテクスト対応デザイン、人間中心製品アーキテクチャ

このセミナーでは、企画、技術、デザイン、マーケティングなどの視点から、製品、システム開発の知識管理、調査企画、研究開発、製品設計に従事し開発過程、開発支援などの管理、方法に興味のある方を主な対象としています。特にデザイン部門とデザイン部門以外でコラボレーションを進めている方のチーム参加を期待しています。製品開発の課題、最新の方法、研究を解説するとともに、参加者の経験、課題、ニーズを集約し、今後の研究課題、参加者間の研究協力の方向性を探る議論の場にしたいと思います。

日程

5月10日(木)

09:00-12:00 デザイン知識プラットフォームに関する研究概要紹介
13:00-15:00 人間中心製品企画、開発支援の問題点とニーズ
15:00-17:00 人間中心イノベーションのための研究課題:ディスカッション
17:00-19:00 懇親会

場所

ミッドタウン・タワー5F インターナショナル・デザイン・リエゾンセンター

定員

40名

 

講師

Institute of Design Illinois Institute of Technology
イリノイ工科大学 佐藤啓一 教授

イリノイ工科大学インスティテュート・オブ・デザイン教授、博士課程コーディネータ、ダルムシュタット工科大学、武蔵野美術大学客員教授。各大学院で設計理論、方法論、インタラクティブシステムデザイン、製品デザイン/システムプラニング、デザイン研究方法などの課目を担当。現在の研究領域は設計開発知識、コンテクストに適応できるデザイン、人間中心システム/製品アーキテクチャ、学習課程としてのインタラクション、シナリオを用いた分析評価設計手法、実体空間とメディア空間を統合する製品/システム/インタフェース設計など。これらの分野で多くの企業との協同研究プロジェクトに従事。実務分野では、製品/システム計画とデザイン、インタフェース研究開発などの分野で企業コンサルティングにも従事。ASME Design Theory and Methodology Conference, the ACM-IEEE Design Automation Conference, IEEE Robotics and Human Communications Conference 論文賞、the Essen Design Innovation Award, and Apple and Interval Research University Workshop Awardsなどを受賞。英国デザイン学会(DRS)フェロー、日本デザイン 学会、米国電気電子工学会(IEEE)、米国機械工学会(ASME)、ACM-SIGCHI 会員。大阪工業 大学工学部大学院修士課程(経営工学)修了後。同大学工学部助手、イリノイ工科大学修士課程(デザイン)修了後イリノイ工科大学修士課程(プロダクトデザイン)修了後同大学助教授、京都工芸繊維大学助教授を経て現職。