Tokyo Creative Salon ☓ 日本デザイン振興会 共同企画
特別トーク「日本のクリエイティブにおける美意識を考える」
ファッションウィークとデザインウィークの同時開催による世界的にも類を見ないクリエイティブの祭典「Tokyo Creative Salon 2024」が、3月に東京各地で開催されます。
今ではデザインやファッションも含め”クリエイティブ”という言葉が様々な場面で使われるようになりましたが、少し前まではファッション・プロダクト・建築・テキスタイル・アートなど各分野で特有の進化が行われてきました。
その進化によって、今日の日本における独自の”クリエイティブ”という概念が形づくられてきましたが、各々の概念や定義は日々拡張・更新され、過去の境界線を侵食し、日本を代表する”カルチャー”に昇華し、海外からも大きな注目を集めています。
「Tokyo Creative Salon 2024」六本木地区では様々なプログラムが開かれますが、このトークでは、各界を代表する方をゲストに招き、日本のクリエイションにおける「美意識」に焦点をあてた特別トークを開催します。貴重なこの機会にぜひご参加ください。
タイムテーブル
3月16日(土)
13:00-14:15 日常と非日常の境界
西野 達【アーティスト】× 齋藤精一【Panoramatiks 主宰】
14:30-15:45 デザイナーの美意識
柴田文江【デザインスタジオエス プロダクトデザイナー】× 廣川玉枝【SOMA DESIGN クリエイティブディレクター/デザイナー】
16:00-17:15 Vision For Tomorrow (Social Stream and Creative Direction of Tokyo 2024)
栗野宏文【株式会社ユナイテッドアローズ 上級顧問 クリエイティブディレクション担当】× 齋藤精一
17:30-18:30 アフタートーク
俣野敏道【経済産業省 デザイン政策室長】× 齋藤精一 × 矢島進二【日本デザイン振興会】
会場:東京ミッドタウン・デザインハブ(港区赤坂9-7-1 ミッドタウン・タワー5F)
主催:東京クリエイティブサロン実行委員会
共催:公益財団法人日本デザイン振興会
企画・プロデュース:齋藤精一【Panoramatiks 主宰】
参加費:無料(定員制のため各回要申込)*オンライン配信及びアーカイブでの公開は予定していません。
◎参加申し込みは、こちらのPeatixページから先着順に受付けます。
登壇者(敬称略)*随時情報は更新します。
西野 達
アーティスト
photo Sachiko Horasawa
「普段あまりアートに興味のない一般の人々」を観客と想定し、美術館やギャラリーという狭いアートシーンを捨て屋外に作品を設置するスタイルで1997年にヨーロッパで作家活動を開始。「人間の想像力の拡張」をアートの存在理由とし、「笑い、暴力、セクシー」を武器に制作する。モニュメントや街灯などを取り込んで部屋を建築しリビングルームとして公開、あるいは実際にホテルとして営業するなど、公共空間を舞台とした人々を巻き込む大胆で冒険的なプロジェクトで世界的に知られる。
主な展覧会に、CHILDHOOD Another banana day for the dream-fish(2018年 パレ・ド・トーキョー、パリ、フランス)、BEPPU PROJECT(2017年、別府、大分)、Solo Group Show(2015年 HAB Galerie、ナント、フランス)、Manifesta 10(2014年 エルミタージュ美術館、サンクトペテルブルグ、ロシア)、TATZU NISHI Discovering Columbus(2012年 パブリックアートフォンド、ニューヨーク、米国)、シンガポールビエンナーレ(2011年)、あいちトリエンナーレ(2010年)、War and peace and in between(2009年 カルダーアートプロジェクツ、アートギャラリーオブニューウスウェールズ、シドニー、オーストラリア)、天上のシェリー(2006年 メゾンエルメス、銀座、東京)、Ecstasy エクスタシー(2005年 ロサンゼルス現代美術館、米国)、横浜トリエンナーレ(2005年)、リバプールビエンナーレ(2002年、英国) など多数。
2018年に第68回芸術選奨文部科学大臣賞、2013年に日産アートアワード2013審査委員特別賞受賞。2011年にFrame Magazine主催のThe Great indoors Award 2011 Relax & Consume部門大賞受賞。
オフィシャルサイト
齋藤精一
Panoramatiks 主宰/TCS 統括クリエイティブディレクター/2023年度グッドデザイン賞審査委員長
1975年神奈川県生まれ。建築デザインをコロンビア大学建築学科(MSAAD)で学び、2000年からニューヨークで活動を開始。2003年の越後妻有アートトリエンナーレでアーティストに選出されたのを機に帰国。フリーランスとして活動後、2006年株式会社ライゾマティクス(現:株式会社アブストラクトエンジン)を設立。2016年から社内の3部門のひとつ「アーキテクチャー部門」を率い、2020年社内組織変更では「パノラマティクス」へと改める。
2020年ドバイ万博 日本館クリエイティブ・アドバイザー。2025年大阪・関西万博 EXPO共創プログラムディレクター。2023年度グッドデザイン賞審査委員長。
オフィシャルサイト
柴田文江
デザインスタジオエス プロダクトデザイナー
エレクトロニクス商品から日用雑貨、医療機器、ホテルのトータルディレクションなど、国内外のメーカーとのプロジェクトを進行中。iF金賞(ドイツ)、red dot design award、毎日デザイン賞、グッドデザイン金賞、アジアデザイン賞大賞・文化特別賞・金賞などの受賞歴がある。多摩美術大学教授。著書『あるカタチの内側にある、もうひとつのカタチ』。
オフィシャルサイト
廣川玉枝
SOMA DESIGN クリエイティブディレクター/デザイナー
2006年「SOMA DESIGN」を設立。同時にブランド「SOMARTA」を立ち上げ東京コレクションに参加。第25回毎日ファッション大賞新人賞・資生堂奨励賞受賞。単独個展「廣川玉枝展 身体の系譜」の他 Canon[NEOREAL]展/ TOYOTA [iQ×SOMARTA MICROCOSMOS]展/ YAMAHA MOTOR DESIGN [02Gen-Taurs]など企業コラボレーション作品を多数手がける。
2017年SOMARTAのシグニチャーアイテム”Skin Series”がMoMAに収蔵され話題を呼ぶ。2018年WIRED Audi INNOVATION AWARDを受賞。2021年東京オリンピック・パラリンピックの表彰台ジャケットをアシックスと共同開発。同年、大分県別府市の招聘アーティストとして芸術祭『廣川玉枝 in BEPPU』を開催、市民とともに新たな祭を発表。
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栗野宏文
株式会社ユナイテッドアローズ 上級顧問 クリエイティブディレクション担当
大学卒業後、ファッション小売業界で販売員、バイヤー、ブランド・ディレクター等を経験後、1989年にユナイテッドアローズ創業に参画。販売促進部部長、クリエイティブディレクター、常務取締役兼CCO(最高クリエイティブ責任者)などを歴任し、現職。
2004年に英国王立美術学院より名誉フェローを授与。LVMHプライズ外部審査員。
無類の音楽好きでDJも手掛ける。2011年よりツイードラン・トウキョウ実行委員長。
2020年Polimoda Firenze校にてMaster Courseのメンターを引き受ける。
2021年日本及び世界の人々の生活を豊かにすることを目的とするHUMANOSを設立。
著書:FASHION = CULTURE×BUSSINES『モード後の世界』(2020年8月発刊)
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俣野敏道
経済産業省 デザイン政策室長
経済産業省入省後、無形資産/知的資産を価値創造の源泉として捉えた施策や、知的財産・非財務情報開示・産業再生等に関する制度設計、生活文化産業・サービス産業等の産業政策の立案等を担当。商務情報政策及び経済産業政策全体の政策企画・総合調整・広報等を経て、現在は、デザイン、ファッション、文化経済領域の海外需要開拓などクリエイティブ産業に係る政策領域を担当。
担当されたレポート等
インタウンデザイナー活用ガイド
ファッションの未来に関する報告
ファッションローガイドブック2023
アートと経済社会に関する報告
×ART(かけるアート)スタートアップガイドライン
矢島進二
公益財団法人日本デザイン振興会 常務理事
1962年生まれ。1991年より現職。グッドデザイン賞をはじめ、東京ミッドタウン・デザインハブ、東京ビジネスデザインアワード、地域デザイン支援など多数のプロモーション業務を担当。武蔵野美術大学、東京都立大学大学院、九州大学大学院、東海大学で非常勤講師。毎日デザイン賞調査委員。NewsPicksプロピッカー。「準公共のデザイン(コロカル)」「福祉とデザイン(こここ)」「ビジネスデザイン(事業構想」」「教育とデザイン(先端教育)」連載を執筆。『自遊人』ではソーシャルデザインについて46,000字を寄稿。2023年4月に大阪中之島美術館で開催した展覧会「デザインに恋したアート♡アートに嫉妬したデザイン」の原案・共同企画。
オフィシャルサイト
2023年に開催したトークイベントはこちらをご参照ください。
Tokyo Creative Salonとは
ファッションウィークとデザインウィークの同時開催による世界的にも類を見ないクリエイティブの祭典。東京がパリ、ミラノ、ニューヨーク、ロンドンに次ぐ、ファッションとデザイン都市の一つとして位置づけられ、日本中、世界中から東京にクリエイティブが集まる2週間となることを目指したイベントです。統括クリエイティブディレクター齋藤精一氏のもと、今年は3月14日から24日まで、丸の内、日本橋、銀座、六本木、渋谷、原宿などで開催します。
会期
2024年3月14日(木)〜 3月24日(日) 会場:10エリア(丸の内、日本橋、銀座、有楽町、赤坂、六本木、渋谷、原宿、新宿、羽田)
開催エリア
丸の内、日本橋、銀座、有楽町、赤坂、六本木、渋谷、原宿、新宿、羽田
オフィシャルサイト
六本木エリアに位置する東京ミッドタウンでは、他にも様々なTCS連携イベントを開催します。
◉NEW HOPE AWARD 受賞発表展 期間中毎日 11:00-19:00 会場:東京ミッドタウン・デザインハブ内 JDPロビー
◉デザインの道導 ー デザイン投資の世界的潮流から、日本の課題を考えるカンファレンス 3/15(金)14:00-17:00 会場:インターナショナル・デザイン・リエゾンセンター 出演:田川欣哉、勝沼潤、今尾真也、中村寛、月本久美子、石橋勝利、広野萌、原川宙、山越理央、齋藤精一他
◉JAPAN CREATIVE 展 3/20(水祝)〜3/24(日) 会場:アトリウム
◉ROPPONGI STREETTHEATER #05 3/23(土)13:00/19:00(各回約25分) 会場:プラザ B1階「意心帰」前 出演:和田永、酒井はな、K-BALLET Opto
◉ダニエル・ブラッシュ展と能楽を楽しむ 3/20(水祝)14:00/16:00/18:00 会場:21_21 DESIGN SIGHTギャラリー3
来場者の皆様へのご注意
場内では、主催者や取材メディアによる撮影が行われる予定で、会場内のお客さまが映り込む場合があります。イベント終了後に主催者や取材メディアによるテレビ/新聞/雑誌/WEBなどに露出/掲載される場合がありますので、予めご了承ください。