Tokyo Midtown Design Hub

国際セミナー「サービス・デザインの今」



インターナショナル・デザイン・リエゾンセンターは、国際的なデザイン人材の育成拠点として、デザインを中心とした様々な国の研究教育機関と連携した活動を展開し、毎年国際セミナーを開催しています。

5回目となる本年度は『サービス・デザインの今』と題し、イギリスとアメリカから二人のゲストスピーカーを招聘し、サービス・デザインの最前線について2つのレクチャーを来る2011年12月19日、21日に行います。

今世紀になりデザイン領域で急激に増幅しているテーマの一つが「サービス・デザイン」です。ハードからソフトへ、モノからサービスへ、タンジブルからインタンジブルへ、といった時代の流れに沿い、デザイン界を超えビジネス界においてもその動向が大いに注目されています。

一方、サイエンスの分野においても従来の科学技術分野毎の重点路線から、イノベーション政策に重心が移り、現代の社会における具体的なニーズや課題を洞察し、分野融合的なアプローチで問題解決を図る技術を開発するといった、まさに「デザイン思考」を導入した方法論を採択することが増え、やはり「サービス・デザイン」に関心が集まっています。

このように、サービス・サイエンスやサービス・イノベーションなどにも視野をおき、最新の「サービス・デザイン」を俯瞰的に考察することで、次のパラダイムを描写していきたいと考えます。


■プログラム1 サービスをデザインする
そもそもサービスとは何か?についての科学的考察、サービス・デザインについての基本的
な考え方、方法論についてレクチャーします

日時:2011年12月19日(月)13:00-14:30
講師:Prof. Bruce Tether(Imperial College London)
英インペリアル・カレッジ・ロンドン教授.デザイン・イノベーション研究チームのリーダーを務める.また、Royal College of Artとの共同研究であるDesign Londonにディレクターとして参画している他、ケンブリッジ大学との共同プロジェクトであるInnovation Research Centreの理事も務めている.デザインとイノベーションのマネジメントについて、概念と実践の双方からのアプローチで研究をすすめている.

■プログラム2 サービス・デザインの基本 システムからビジネスモデル構築まで
サービス・デザインのしくみ作りについて、システム、デザイン、ビジネス、それぞれの
思考に基づいて考察し、それによってもたらされる異分野間の連携をスタディします

日時:2011年12月21日(水)15:00-16:30
講師:Prof. Stephen K. Kwan (San José State University)
米サンノゼ州立大学教授.サービス科学およびマネジメント情報システムを専門分野とする.マネジメント情報システム学部の設立者であり、学部長も務める.サービス科学とマネジメント、工学、デザインを結びつける研究(SSMED)をIBMと共に続けており、IBM Faculty Awardを受賞している他、サンマイクロシステムズ、シスコ、マイクロソフト、ヒューレットパッカードなどの各社のプロジェクトにも参画している.

会場:インターナショナル・デザイン・リエゾンセンター(→アクセス
定員:各日50名 同時通訳あり
参加費:無料
お申込み:12月18日(日)までに、参加日・所属・お名前・人数を明記し下記までメールにてお申込みください。なお定員になり次第締め切らせていただきます。
お問合先:公益財団法人日本デザイン振興会(担当:津村) info-e@g-mark.org TEL.03-6743-3779