Tokyo Midtown Design Hub
『認知症世界の歩き方 実践編』出版記念 堀田聰子氏 × 筧裕介トークセッション&ワークショップ

リエゾンセンターライブラリーブックイベント拡大版企画

『認知症世界の歩き方 実践編』出版記念 堀田聰子氏 × 筧裕介トークセッション&ワークショップ



「リエゾンセンター・ライブラリー」は、東京ミッドタウン・デザインハブ内に月10日ほど不定期でオープンするデザインライブラリー。
「リエゾンセンター・ライブラリーのブックイベント」として、ライブラリーに届いたデザイン関連の新刊本の著者の方などをゲストにお迎えし、書籍やそのテーマを深掘りするトークイベントを開催しています。

『認知症世界の歩き方 実践編』著者であり、「ソーシャルデザイン」の第一人者である筧氏は、多くの認知症のある方ご本人へのインタビューを重ねる中で、「認知症のある方が生きる世界、見ている景色が周囲の家族や介護者に全く伝わっていない」「世の中にある情報は医療者・介護者・家族者視点のものがほとんど」「認知症への誤解・偏見が本人の生きづらさの根本的な原因である」。そんな課題意識から『認知症世界の歩き方』を制作しました。

本セッションでは、認知症のある方の想い・経験と知恵を中心に「認知症とともによりよく生きる未来」をつくる産学官連携の活動体・「認知症未来共創ハブ」の創設者で、筧裕介が「認知症」という社会課題へ深く関わるキッカケを頂いた方でもある堀田聰子氏(慶應義塾大学健康マネジメント研究科教授)をゲストに迎え、「認知症の方がより良く生きる社会の実現に向けて何が可能か。」をテーマにトークセッションを行います。

当日は、ゲーム感覚で認知症を学べるワークショップも行います!認知症のある方が生きている世界や見えている景色、抱えている心身機能障害を理解し、対話を通じて良好な関係を築き(ダイアローグ)、生活環境をより良く改善する(デザイン)ためのスキルを学ぶことができます。

イベント概要

日時:2023年12月16日(土)13:00-16:00(12:45より受付開始)

会場:
【会場】東京ミッドタウン・デザインハブ (〒107-0052 東京都港区赤坂9丁目7−1 ミッドタウン・タワー5F 都営地下鉄大江戸線 「六本木駅」 8番出口と直結)
【オンライン】Zoom

定員:
【会場】55人
【オンライン】100人

※オンラインの参加受付は、運営準備上【12月15日(金)18:00】を〆切とさせていただきます。
※書籍付きチケットを申込の方につきましては、会場参加の方には会場でお渡し、オンラインの方にはイベント終了後1週間以内に発送させていただきます。
※書籍の発送は日本国内のみに対応させていただいております。

お申し込みはこちら

主催:issue+design
共催:認知症未来共創ハブ、公益財団法人日本デザイン振興会

当日のタイムライン

12:45 - 13:00 受付
13:00 - 13:10 プログラム紹介、チェックイン
13:10 - 14:30 講演&ワークショップ(issue+design 筧)
14:30 - 14:40 休憩
14:40 - 15:10 活動や取り組みの紹介(堀田先生)
15:10 - 15:50 対談(堀田先生&筧)
15:50 - 16:00 クロージング

登壇者プロフィール

堀田聰子(ほった さとこ)/ 慶應義塾大学大学院健康マネジメント研究科教授
京都大学法学部卒業後、東京大学社会科学研究所特任准教授、ユトレヒト大学訪問教授等を経て2017年より現職(医学部兼担、認知症未来共創ハブ代表)。博士(国際公共政策)。中学生の頃より、おもに障害者の自立生活の介助を継続、より人間的で持続可能なケアと地域づくりに向けた移行の支援及び加速に取組む。『認知症世界の歩き方』の制作にあたりインタビューデータを提供・監修。

筧裕介(かけい ゆうすけ)/ 特定非営利活動法人イシュープラスデザイン 代表
1975年生。一橋大学社会学部卒業。東京大学大学院工学系研究科修了(工学博士)。慶應義塾大学大学院特任教授。2008年ソーシャルデザインプロジェクトissue+designを設立。以降、社会課題解決のためのデザイン領域の研究、実践に取り組む。2018年より認知症未来共創ハブの設立メンバーとして、認知症のある方が暮らしやすい社会づくりの活動に取り組む。著書に『地域を変えるデザイン』、『ソーシャルデザイン実践ガイド』、『人口減少×デザイン』、『持続可能な地域のつくりかた』『認知症世界の歩き方』など。

『認知症世界の歩き方』実践ワークショップについて

認知症のある方が生きる世界、見えている景色、抱えている心身機能障害を理解し、認知症のある方との対話を通じて、良好な関係を気づき(ダイアログ)、生活環境をより良く改善する(デザイン)ためのスキルを学ぶワークショップも行います。特別な知識などがなくても、ゲーム感覚で学んでいただけます。
※本プログラムは、書籍『認知症世界の歩き方 実践編』をベースに開発されました。

『認知症の歩き方 実践編』について

認知症の当事者の目から見た世界を、異世界への旅行記のスタイルでまとめた書籍『認知症世界の歩き方』は、2021年9月に発売されて以降累計発行部数20万部を超え、認知症について書かれた本としては異例の大ヒット作となりました。

待望の続編として2023年3月に発刊されたのが、『認知症の歩き方 実践編』です。14のストーリーで認知症世界を楽しく学び、10の生活ケース(トイレ、お風呂、電車など)と5の生活環境(リビング、寝室、スーパーなど)を舞台に、本人が抱える認知機能の障害を推理し、その解決アイデアを考える実践ワークブックです。

「認知症世界の歩き方 検定」とは

書籍『認知症世界の歩き方』の内容を中心に、認知症の基礎知識や認知症のある方が直面する困りごと、認知症のある方と関わる際の対話の心得など、あなたの認知症の知識レベルを気軽に確かめ、学びを深めることができる検定です。