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プロダクトデザイナー 倉本仁と博覧会協会が考える、大阪・関西万博とサーキュラーエコノミー vol.4 〜デザインで拓くリユースの可能性〜
いよいよ4月13日から始まる、大阪・関西万博。万博会場では多くの建築物や施設が生まれ、そして役目を終えていきます。しかし、それらは次の形へと生まれ変われる可能性を秘めています。
博覧会協会では、物品・サービスの調達において、「持続可能性に配慮した調達コード」を策定し、「会期前の計画段階、会期中、会期後にわたる調達プロセスにおいても、脱炭素社会の構築や循環型社会の形成、自然との共生や快適な環境の確保に取り組む。」と宣言しています。本イベントでは、万博のその後に焦点を当て、「ごみのでない万博」の実現に向けたサステナブルなアイデアを模索しています。
第一回は万博会場内の施設設計をされた三井嶺氏、溝端友輔氏、斎藤信吾氏と、第二回は万博会場デザインプロデューサーの藤本壮介氏と、第三回は万博会場パビリオン建築設計をされた永山祐子氏とともに施設・設備・什器類のリユースについて議論しました。
第四回となる今回は、プロダクトデザインの最前線で活躍する倉本仁氏、「万博サーキュラーマーケット ミャク市!」を展開する博覧会協会の大林正樹氏、そして大阪・関西万博EXPO共創プログラムディレクター齋藤精一とともに、プロダクトデザインの観点から建材や什器の再活用について議論します。万博後の素材をどのようにプロダクトや空間に活かせるのか?循環型社会におけるデザインの役割とは?持続可能な未来のためのデザインとは何か、一緒に考えましょう!
プロダクトデザイナー 倉本仁と博覧会協会が考える、大阪・関西万博とサーキュラーエコノミー vol.4 〜デザインで拓くリユースの可能性〜
日時:2025年3月5日(水)開場19:00、開演19:15、閉演20:45、閉場21:00
会場:東京ミッドタウン・デザインハブ内 インターナショナル・デザイン・リエゾンセンター(港区赤坂9-7-1 ミッドタウン・タワー5F)
登壇者(敬称略):
倉本仁 JIN KURAMOTO STUDIO 代表
大林正樹 公益社団法人2025年日本国際博覧会協会 企画局持続可能性部資源循環課 参事
齋藤精一 Panoramatiks 主宰/2025年大阪・関西万博EXPO共創プログラムディレクター
参加費:無料
共催:公益社団法人2025年日本国際博覧会協会、公益財団法人日本デザイン振興会
企画・プロデュース:齋藤精一、佐々木実、河村佳祐、森友紀(Panoramatiks)
◎オンライン配信はいたしませんが、後日「EXPO PLL Talk」にてアーカイブを配信する予定
第三回のアーカイブはこちらからご覧いただけます。
参考情報:
■リユースマッチングサイト「万博サーキュラーマーケット ミャク市!」サービス開始
プロフィール:
倉本仁 JIN KURAMOTO STUDIO 代表/2024年度グッドデザイン賞審査副委員長
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1976年兵庫県生まれ。1999年金沢美術工芸大学工業デザイン専攻卒業。国内大手家電メーカーにて工業デザイナーとして勤務の後、2008年に東京目黒に『JIN KURAMOTO STUDIO』を開設。プロジェクトのコンセプトやストーリーを明快な造形表現で伝えるアプローチで家具、家電製品、アイウェアから自動車まで多彩なジャンルのデザイン開発に携わる。素材や材料を直に触りながら機能や構造の試行錯誤を繰り返す実践的な開発プロセスを重視し、プロトタイピングが行われている自身の”スタジオ”は常にインスピレーションと発見に溢れている。
iF Design Award、グッドデザイン賞、Red Dot Design Awardなど受賞多数。金沢美術工芸大学客員教授、武蔵野美術大学非常勤講師、東京藝術大学非常勤講師。JAPAN CREATIVE 理事。2023年よりグッドデザイン賞審査副委員長。
大林正樹 公益社団法人2025年日本国際博覧会協会 企画局持続可能性部資源循環課 参事
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1975年兵庫県生まれ。1998年に株式会社大林組に入社、事務職として管理部門・現場・営業部門を経て、2022年より博覧会協会へ出向。持続可能性部にて大阪・関西万博の会期後の施設・設備・什器類のリユースマッチング事業の推進に取り組み、このたびオープンしたWEBサービス サーキュラーマーケット「ミャク市!」の普及啓発中。
齋藤精一 Panoramatiks 主宰/2025年大阪・関西万博EXPO共創プログラムディレクター/2024年度グッドデザイン賞審査委員長
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1975年神奈川県伊勢原市生まれ。建築デザインをコロンビア大学建築学科(MSAAD)で学ぶ。2006年に株式会社ライゾマティクス(現:株式会社アブストラクトエンジン)を設立。社内アーキテクチャ部門を率いた後、2020年に「CREATIVE ACTION」をテーマに、行政や企業、個人を繋ぎ、地域デザイン、観光、DXなど分野横断的に携わりながら課題解決に向けて企画から実装まで手がける「パノラマティクス」を結成。2023年よりグッドデザイン賞審査委員長。2023年D&AD賞デジタルデザイン部門審査部門長。2025年大阪・関西万博EXPO共創プログラムディレクター。
*第1回の模様
*第2回の模様
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*第3回の模様