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移住者たちの“まちづくり” ーー地域の文化資本や社会関係資本をめぐってーー

移住者たちの“まちづくり” ーー地域の文化資本や社会関係資本をめぐってーー



本イベントは、「地方創生」が掲げられて10年の節目に、地域資源の可能性と新しい地域づくりを探るための場として開催されます。日本社会が直面する少子高齢化や人口減少の現実に対して、従来の「地域おこし」や「地域振興」の枠を超え、移住者たちが主導する新たな視点でのアプローチが求められています。 

前半登壇するのは、多摩美術大学で「移住者による地域文化活動と関係人口創出・拡大」に関する共同研究を進める佐藤達郎氏と中村寛氏。長野県富士見町を拠点に、沖縄県名護市、今帰仁村、さらにはポルトガルのAzere村に至るまで、彼らが現地調査で得た知見を基に、移住者たちが築く地域の姿を具体的にご紹介します。地域の文化資本や社会関係資本をどう活かし、新たな社会関係を築いていけるのか、そして移住者の視点が地域にどのような価値をもたらすのかについて考察します。

また、後半はお二人のスペシャル・ゲストにご登壇いただきます。おひとりは、博報堂ケトル チーフプロデューサーで、ローカル発Webメディア『クオリティーズ』<https://qualities.jp/> 編集長の日野昌暢氏。日野氏は、「本質的な地域活性」をマイテーマに、“外から目線”で地域資産を再編集し、地域のプレイヤーの“関わりしろ”を作りながら、事業、プロジェクト、プロダクトを共創し、開発して、情報発信を行っていくことを得意とする通称”ローカルおじさん”とも呼ばれている方です。もうおひとりは、THE RACE発行人/株式会社54代表取締役社長の山口豪志氏。山口氏は、ベンチャー投資家としても著名で、『0to100 会社を育てる戦略地図』『逆境のビジネス略歴 ~山口豪志編~』などの著書も持ち、自らが沖縄移住を果たしつつ東京での活動も多く、2024年現在、2拠点居住的な日々を送っているという方です。全員をまじえたディスカッションでは、地域が直面する課題に対する実践的なアイデアや展望を共有し、未来の地域づくりに向けたインスピレーションを共有いたします。地域の可能性をともに発掘し、新たな未来のビジョンを描く機会にできればと思います。

移住者たちの“まちづくり” ーー地域の文化資本や社会関係資本をめぐってーー

◉開催概要
日 時  2024年11月30日(土) 10:00〜12:30
会 場  多摩美術大学TUB(東京ミッドタウン・デザインハブ内)
参加費  無料
定 員  30名程度(事前申込制)
登壇者
佐藤達郎(多摩美術大学リベラルアーツセンター教授)
中村寛(多摩美術大学リベラルアーツセンター教授)
日野昌暢(博報堂ケトル・チーフプロデューサー)
山口豪志(THE RACE発行人/株式会社54代表取締役社長)

参加申し込みはこちら
https://peatix.com/event/4207605