Tokyo Midtown Design Hub
日本のデザイン2011
開催
終了

東京ミッドタウン・デザインハブ第27回企画展

日本のデザイン2011



基本情報

- Re:SCOVER NIPPON DESIGN デザイナーが旅する日本。

 

この度の東北地方太平洋沖地震にて亡くなられた方々のご冥福をお祈りすると共に、被災されたみなさまに心よりお見舞い申し上げます。
「日本のデザイン」展は、現在の日本のデザインに注目するとともにその未来を探る展覧会として昨年スタートし、「東京ミッドタウン・デザインハブ」を構成する三つのデザイン関連機関(財団法人日本産業デザイン振興会/社団法人日本グラフィックデザイナー協会/九州大学・芸術工学東京サイト)の合同企画として年に一度開催しています。

2回目となる今回は、様々な分野で活躍される3人のデザイナーによる旅の模様をご覧いただきます。
 
風土を活かしたデザインで地域のブランドを元気にさせるデザイナー梅原真さんは新たな出会いを求めて秋田県秋田市へ。数々のTVCM・広告等のアートディレクションで知られる森本千絵さんは自分のルーツを探りに兵庫県篠山市へ。腕時計からsuicaの改札機、ロボットの開発まで工学とデザインを結びつけるプロダクトデザイナーの山中俊治さんは世界一美しいロケット発射場との再会を果たしに鹿児島県種子島へ、それぞれ旅に出かけました。
 
デザイナー独特の視点で、改めてその土地の良さを見つめ直すことで、あたらしい価値がデザインされていく。その過程を「写真」と「ことば」で編集し、それぞれの土地で出会った実際の「モノ」なども加えて展示します。
 
デザイナーの眼を通して見えてくる地域のリアルから、日本のデザインの進むべき道のヒントが得られるはずです。
 
梅原 真(デザイナー)×秋田
森本千絵(アーティスト、アートディレクター)×兵庫
山中俊治(プロダクトデザイナー)×鹿児島
 
また、九州大学(福岡)からの関連事例の紹介として「シリアスゲーム」「NPO・FUKUOKAデザインリーグ」の展示も併催されます。


企画概要
名 称:東京ミッドタウン・デザインハブ 第27回企画展「日本のデザイン2011」
-Re:SCOVER NIPPON DESIGN デザイナーが旅する日本。
会 期:2011年4月22日(金)〜6月5日(日) 会期中無休 11:00-19:00
※ 震災の影響により、当初予定しておりました会期を延期いたしました。
会 場:東京ミッドタウン・デザインハブ(東京都港区赤坂9-7-1 ミッドタウン・タワー5F)
入場料:無料主 催:東京ミッドタウン・デザインハブ(財団法人日本産業デザイン振興会/社団法人日本グラフィックデザイナー協会/九州大学・芸術工学東京サイト)
総合ディレクション:藤本智士(有限会社りす)
会場構成・アートディレクション:MOMENT

旅に出たデザイナーと行った場所:梅原 真(デザイナー)×秋田県秋田市
森本千絵(アーティスト、アートディレクター)×兵庫県篠山市
山中俊治(プロダクトデザイナー)×鹿児島県種子島

写真:
浅田政志(森本千絵×兵庫)
鍵岡龍門(山中俊治×鹿児島)
広川智基(梅原 真×秋田)特別協力:ひびのこづえ、ssgoen°生徒一同、富士フイルム株式会社

会場についてのお問い合わせ:財団法人日本産業デザイン振興会
Tel:03-6743-3776  Fax:03-6743-3775
E-mail:info@designhub.jp

デザイナープロフィール
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梅原 真(Makoto Umebara)
デザイナー
高知市生まれ。1979年高知放送プロダクション退社後アメリカ遊学。1980年梅原デザイン事務所設立。デザインを「一次産業再生」のためにつかいたい。1988年かつお一本釣り漁師とともに「一本釣り・藁焼きたたき」を商品開発、8年間で20億円の産業を作り出す。1989年、4kmの砂浜を巨大なミュージアムにみたてる「大方町・砂浜美術館」をプロデュース。2005年、流域で販売するものはすべて古新聞で包もう!をコンセプトに「しまんと新聞バッグ」をプロデュース、世界に展開中。2009年「高知県の森林率84%は日本一」に自分自身がサプライズ。高知県土はCO2を吸収するマシンととらえ「84はちよんPROJECT」を2009年8月4日「はちよん会議」にてスタート。ニッポンの良き風景を残し続けるためのデザインでありたいと活動する

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森本千絵(Chie Morimoto)
アーティスト、アートディレクター
1976年生まれ。1999年博報堂入社。2006年最年少東京ADC会員。翌年にgoen°(ゴエン)設立。goen°とは「出逢いを発明する。夢をカタチにし、人をつなげていく。」集団。最近作に、SONY「make.believe」、サントリー「BOSSシルキーブラック」。Mr.Children「SENSE」をはじめとするミュージシャンのアートワーク、保育園の空間デザイン、NHK朝の連続テレビドラマ小説「てっぱん」のタイトルデザインにてダンスの開発。大河ドラマ「江〜姫たちの戦国」のポスターなど、広告・デザインの枠を超え、"縁"があるもの全てにおいて活動中。グッドデザイン賞、N.Y.ADC賞、ONE SHOW、JAGDA新人賞、ACC CM FESTIVALベストアートディレクション賞など多数受賞。著書として11年間の仕事をまとめた『うたう作品集』を発売中。

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山中俊治(Shunji Yamanaka)
プロダクトデザイナー
1957年愛媛県生まれ。1982年東京大学工学部卒業後、日産自動車デザインセンター勤務。1987年よりフリーのデザイナーとして独立。1991年より94年まで東京大学助教授を勤める。1994年にリーディング・エッジ・デザインを設立。デザイナーとして腕時計から鉄道車両に至る幅広い工業製品をデザインする一方、技術者として、ロボティックスや通信技術に関わる。2008年4月より慶應義塾大学教授に着任。山中デザイン研究室を設立し、義足や感覚に訴えるロボットなど、人と人工物の新しい関係を研究している。2004年毎日デザイン賞受賞、ドイツIF Design Award、グッドデザイン賞金賞受賞のほか受賞多数。2010年「tagtype Grage Kit」がニューヨーク近代美術館パーマネントコレクションに選定。主な著書に「フューチャー・スタイル」(アスキー出版)、「人と技術のスケッチブック」シリーズ(太平社)、写真家・清水行雄による作品写真集「機能の写像」(リーディング・エッジ・デザイン)、「デザインの骨格」(日経BP、2011)など

写真家プロフィール
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浅田政志(Masashi Asada) [撮影:森本千絵×兵庫]
1979年三重県生まれ。2009年『浅田家』で第34回木村伊兵衛写真賞受賞。著書に『浅田家』『NEW LIFE 』(ともに赤々舎)、『家族新聞』(幻冬舎)がある。

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鍵岡龍門(Ryumon Kagioka) [撮影:山中俊治×鹿児島]
1976年東京生まれ。大学卒業後、ロンドンの Chelsea College Of Art、London BA Sculpture Course へ留学。帰国後、2006年より「edu」「bp」「tocotoco」「カメラ日和」「Re:S」「nid」「Coyote」など多くの雑誌媒体を中心に活動。

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広川智基(Tomoki Hirokawa) [撮影:梅原 真×秋田]
1979年生まれ。雑誌、CDジャケット、広告、TVなど多岐に渡り活動中。NHKトップランナーでゲストポートレイトを担当(2004〜2010年)。2007年東京大学の創立130周年記念事業の一環として「本郷零時3分」展を開催。

総合ディレクション
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藤本智士(Satoshi Fujimoto)
クリエイティブエディター/有限会社りす代表。
1974年兵庫県生まれ。雑誌「Re: S」「写真のことば」編集長。全国の小、中、高の図書館に寄贈された、ジャニーズ事務所の人気グループ嵐による『ニッポンの嵐』の編集、原稿執筆を手がけ話題に。その他、様々な展覧会のプロデュースなど、単なる誌面にとらわれない編集活動が注目を集めている。

会場構成・アートディレクション
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MOMENT
平綿久晃(1974年生まれ)、渡部智宏(1975年生まれ)共同主宰によるデザインスタジオ。共に1999年多摩美術大学建築学部卒業後、2005年モーメント設立。建築から、インテリア、アートワーク、プロダクト、パッケージ、グラフィックまでボーダレスなデザインワークを展開する。